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2009.09.24 thu  Lady Tramaine Hawkins Mini Concert  Good Shepherd COGIC [ゴスペル]

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女性ゴスペル・シンガーの中で、
私がもっとも敬愛するTramaine Hawkins。

2年前、はじめて彼女が来日してくれたとき、
彼女の Workshop を受け、一緒にステージにあがり、
彼女と過ごした時間は、シンガーとして生きる自分に
ものすごく大きな転換をさせてくれた人でした。

私は、音楽経験だけは、アホみたいに長いですが(爆)、
ピンで歌っていたときも、一本調子でガツンと歌ってしまっていた
自分の唱法を変えるきっかけを与えてくれたのも、
実は、彼女との出会いがきっかけでした。

2年前に彼女が発した美しい言葉の数々。
そのたくさんの言葉の中から、
ずっと自分の心の中に深く刻まれている言葉があります。

たとえなにがあろうとも、歌い続けることです。

あなたの歌声を待っている人が、必ず居るのです。

他の誰でもない、「あなたの歌声」 を。

だからどうか歌い続けてください。

「あなたの歌」 を歌い続けることです。



そして、2度目の来日。
19日から、彼女の Workshop を受け続け、共にステージに立ち
そして、24日は、羽村の Good Shepherd 教会にて、
再び、彼女と共にステージにあがるという、とてつもない幸運に恵まれました。
Good Shepherd 教会は、羽村という小さな駅のすぐそばにある、
小さな小さな教会でした。

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この小さな駅にある小さな教会に、
世界の Lady Tramaine Hawkins は、ごく普通にやってきて
コンサートを行うというのです。
小さなかわいいチケットでした。

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でも、この日、自分に起こった出来事は
一生に一度あるかないかの
奇跡の中の奇跡の中の奇跡の出来事でした。

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この小さな黒人教会で
この日に起こった小さな小さなコンサートは、
Tramaine という大きな大きな途方もなく大きな愛に包まれて、
自分の内にあるもの全てを
完璧なまでに、わしづかみにされました。

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超本物のゴスペル・シンガーの姿がそこにありました。

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真の信仰心に満ち溢れ、崇高で、
それでいて、健気で、謙虚で、地味で、
そして、なんていう美しさなのでしょうか。。。

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完全に完璧にヤラれてしまいました。
この夜の出来事は
確実に、今までの自分のゴスペル人生の中で
トップ中のトップでした。

帰りの車の中で、一人になってから、
しばらく泣き続けました。

Tramaine の彼女自身の在り方とか生き方に、
余りにも心を奪われてしまったのです。

でも、彼女は、即答で
『え?そんなの当たり前よ』
って、 きっと言うんだろうなって。

私たちクワイアと、同じ控え室を使い、同じ化粧室を使い
同じ場所で手を繋いで祈り、出番を待つ Tramaine。

どんなに小さな教会でも、
きちんと賛美にふさわしい身なりをして、髪もきちんと整えて、
歌声だって、出し惜しみするなんてことは、微塵もない。

どんな場所で歌おうが、自分に与えられた使命を100%果たす。

もっとも偉大な世界のゴスペル・シンガーは、
どこを切っても、偉大なゴスペル・シンガーでした。

コンサートが終わってから、真心のお食事が振舞われました。

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私たちは、心から感謝して、いただきました。

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今回、2度目の Tramaine との時間の中で、
私は、また、彼女の無言の背中から、
たくさんの 「意味」 を見つけることができました。

良いクワイアになるためには、「柔軟性」 が必要である。
良いクワイアになるためには、「正しい判断力」 を身に付けよ。
良いクワイアになるためには、良いものは良い、悪いものは悪いと発言する 「勇気」 を持つこと。
良いクワイアになるためには、単なる 「仲間意識」 で繋がるな。 「信念」 で繋がること。
良いクワイアになるためには、「負」 の連帯を捨て、常に 「善」 の連帯を築け。
良いクワイアになるためには、自己顕示欲のための批判や不満は、絶対口にしないこと。
良いクワイアになるためには、最後の瞬間まで、あきらめない。
良いクワイアになるためには、「許す」 こと。

「みんなでやればなんとかなる」 なんてありえない。
「一人ひとり」 がやるから、成功への道がある。

人って自分のために動いているときは、小さいんですよね。
きっと、自分の持っている能力の10分の1も出せていないのでは?って思いました。

どうして自分が、ゴスペルから離れられないのか。
ゴスペルの持つ大きな力って、そこにヒントがあるんだなあって。

偉大なる Lady Tramaine Hawkins。
また私に、その 「意味」 を教えてくださり、
本当にありがとうございました。
またきっと会えるって信じています。
あなたの存在が、日々の私を支え続けてくれているのです。

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